前回、学童クラブの求人担当者から電話を受けた、というところまで書いて、ずいぶん時間が経ってしまいました。
実は、この間に本当にいろいろなことがありました。
「60歳の就活」第4弾! をお届けします。
学童クラブ補助員として就職決定するも‥
面接をしたいという学童クラブの求人担当者からの電話で、早速、先方の事務所へ出向きました。
中年男性と担当の女性との面接です。
私は、ダメもとで正規職員を希望していたのですが、最初は補助員でどうか、と言われました。
3ヶ月とか半年くらいして仕事に慣れたら、正規職員にしてくださるそうです。
補助員は正規職員より給料も安いけれど、資格も経験もないんだから仕方ないか、と思い、承諾しました。
最低賃金ではありますが、とにかく、就職できたわけです。
ここで頑張って、正規職員になれば給料も上がるし、と思いましたが、そうはうまく行きませんでした。
多くが2〜3日で退職する仕事って?
本当にたいへんだった。掃除婦としての就職なら文句ないし、そのほうが楽だったと思う
毎日暗かったものね。我慢強いあなたが、あんなになるなんて深刻だった。ブラックだったね、あそこは
詳しくは書きませんが、そこは想像を絶する劣悪な労働環境で、何度も改善を訴えましたが聞いてもらえず、結局1ヶ月で辞めました。
でも、長年そこで1日3時間、週2日ほどアルバイトをしているおばあさんからは、「あなたは相当長く続いたほう。今までの人は2〜3日でみんな辞めたから」と言われました。
上の人間は、人手が足りない、足りないといつも口癖のように言っているのに、まるで辞めさせようとしているかのような対応です。
結局、1日2時間か3時間で週に1日か2日のアルバイトを数人呼んで、その場をしのいでいるような状況でした。
アルバイトの人たちも、不満を言ってはいましたが、短時間しか働けない近所の主婦にとっては、他に仕事もないし、たまになら我慢できるということだったみたいです。
学童クラブを1ヶ月で退社して、次は?
そういうことで、学童クラブを1ヶ月で退職したのですが、実は2週間目くらいに、私は派遣会社の面接を受けていました。
無資格でも良いという保育園の求人が出ていたのですが、そこは少し前に決まってしまったとのこと。
担当の女性は丁寧に応対してくれて、「他を探します」と言ってくれましたが、結局、年齢と無資格がネックだったのか? 仕事は来ませんでした。
この頃は、次の仕事を決めてから、学童クラブを退職しようと思っていたんですね。
でも、我慢しきれなくなって、ケンカ同然に辞めちゃったので、いきなり無職になりました。
また、ネットの求人を探す日々です。
児童館に応募するも、また学童クラブに!
子供に関わる仕事といっても、もう学童クラブは懲りたなあという気持ちもあり、今度は児童館に応募してみました。
児童館担当者から電話が来ましたが、タッチの差で他の方に決まってしまったとのこと。
でも、同じ系列で学童クラブが非常勤職員を募集しているから、どうかと言われました。
また学童クラブ? と思いましたが、一応お願いしておくことに。
その後も他を探していましたが、なかなかこれはという仕事が見つからないまま、学童クラブの担当者から電話をもらいました。
面接を受けると、当然、前の学童クラブをなぜ辞めたかを聞かれるわけですが、真実を話しているのに、なんだか信じてもらえていないような感じ。
「我々、土地も建物も公からの借り物で、人だけが財産なのに、そんなことしますかね?」
「しますかね?」と言われても、事実だから仕方がありません。
落ちたら落ちたでいいや、と思っていたら、採用されました。
2回目の学童クラブ就職。ところが‥
同じ「学童」でも、随分と違うものだと思った。雲泥の差だもの
本当にそうだね。今はあなた、明るいもの
勤めてみると、労働環境としては、前の学童とは雲泥の差。
大変ではあるけれど、前があまりにも酷かったので、それと比べれば楽なもんです。
非常勤ですが、時給も前よりはちょっと上がりました。
60歳は一般の企業でも定年の年だし、非常勤でも保険も入れてもらえるし、労働契約書をみると65歳までは勤められそうなので、ここで頑張ってみようかと思いました。
60歳の就活、これにて終了かな?
ところが、めでたし、めでたしとはいかなかったのです。
次回に続きます。