女性がパンプスを強制されてミートゥーならぬクートゥー運動が起きているんだって
なにそれ? なんでパンプスで?
ハイヒールはきついじゃない
えっ? パンプスはハイヒールってことじゃないでしょ。男の靴だってあるし
てな、やりとりがえこりんとザッキーの間でありまして、気のもになったので調べてみました。
MeTooならぬKuToo運動?
が、その前に、この会話の元になった記事はこれです。
「職場でのパンプス着用の強制をなくしたい」と訴えるインターネット上の署名活動への賛同者が1万人を超えている。
署名活動を始めたグラビア女優でライターの石川優実さん(32)は「厚生労働省にパンプス強制を禁止する通達を各企業に出すよう求めたい」と協力を呼びかけて活動はインターネット署名サイト「チェンジドットオルグ」で展開している。
石川さんは1月、ツイッターで「女性が仕事でヒールやパンプスを履く風習をなくしたい」と問題提起。リツイート(拡散)が3万件に達し、性被害を告発する米国発の「#MeToo」にならい、靴と苦痛をかけて「#KuToo」というハッシュタグ(検索の目印)も登場した。そこでは、
<マナーとされてる因習で、体が痛めつけられている>
<現代のてん足>
<職場の女性にきれいさを求め、女性は健康を害する。性被害だ>
と、女性を中心に共感の声が広がっている。
また、男性からも
<パンプス強制されるような職場があるとは知らなかった>
<痛みは生産性を下げる。業務に関係ない足かせ>
と、賛同の声が上がっている。
ーー毎日新聞
パンプスってハイヒール?
まず、Wkipediaを見てみましょう。
パンプス(米: Pump(s)、イギリス英語: Court shoe(s))とは革靴の一種。履き口である甲部分が大きく開いており、基本的につま先及びかかと部分は両方共に覆われている。締めひもや留め金は付いていない。
本来は正装用ではあるが、近年さまざまな種類が生まれ、素材やデザインの工夫でカジュアルなものができるなど、用途の幅は広がっている。
元々は紳士靴・婦人靴の区別なく「パンプス」と名の付くものがあるが、現在は婦人靴の一種として強く認識されている。
やはり、パンプス=ハイヒールではありません。
パンプス=女性靴でもありません。
パンプスの定義は、Wikiにあるように、
履き口である甲部分が大きく開いており、基本的につま先及びかかと部分は両方共に覆われている。締めひもや留め金は付いていない。
では、他も調べてみましょう。
ブリタニカ
足の甲部が広く現れるように浅めに仕立ててあり,紐,留め金,ベルトなどを用いない靴。 16世紀後半になって登場したが,当初はヒールがなく,しなやかな歩きやすい靴で,あらゆる階層に用いられた。やがて女性用にはヒールがつくようになり,もっぱら女性用のいわゆるハイヒールとなったが,18世紀にはヒールのないパンプスが男性の盛装用として用いられた。
日本国語大辞典
〘名〙 (pumps) 婦人靴の一つ。紐やファスナー、止め具などがなく、履き口の浅いもの。ふつう、中ヒールまたはハイヒール
う=ん、わかるようでわからない。
わかりやすい説明を見つけました。「ショップキラキラ」さんのブログです。
要約すると、
もともとは舞踏会用に作られた女性用の靴のことで、足の甲の部分が大きく開いた靴で、つま先の周辺だけが、靴の生地で覆われている。
基本的にはひもやベルトなどを使わずに履く靴のことだが、ストラップパンプス等、ベルトがついたものも存在する。
ヒールのありなし高さは関係なく、フラットシューズ(バレエシューズとも呼ばれます)から9cmくらいまでのヒールがある。
ローファーやハイヒールも全て合わせてパンプスという。
素足やストッキングを合わせて着用する機会が多いが、最近ではクルーソックスと合わせて履くこともトレンド。
ハイヒールという名称でパンプスが陳列されているのをよく見かけるが、「かかとがある靴でフラットシューズではないですよ」、程度の意味。
だそうです。
言葉は世に連れ変わっていきますが、ファッション用語は特に変化が早く、いつのまにか死語になっていたりします。
たとえば、良い例がパンティ。
これについて書き進めたらと長くなってしまったので、独立させます。
[KuToo運動]パンプスを強制されたくない! ヒールのある靴を強制されるのは苦痛(クーツー)だが根本匠厚生労働大臣(68)は分かってないと非難の声
\ラクで走れるパンプスもあるんですね/