「マイナポイント」って25%のポイントが還元されるってホント?
「マイナポイント」を知っていますか。
最大5,000ポイントがもらえるので、登録しない手はありません。
ただ、マイナンバーカードを持っていなければなりませんし、
国の「予算(令和2年度予算案:2,478億円、令和元年度補正予算案:21億円)」に限りがあるので急いで登録しましょう。
マイナンバーカードがない人はまずマイナンバーカードを申請する必要があります。
マイナンバーカード交付申請および申請方法/
こちら(地方公共団体情報システム機構)
「マイナポイント」獲得までの手順
画像引用元:総務省サイト
「マイナポイント」とは?
総務省が進めているキャッシュレス推進策の一つで、2020年9月〜2021年3月までも間に、最大2万円までの利用あるいはチャージに対し、25%のポイントが還元されるというもの。
つまり2万円の買い物あるいはチャージで5,000円相当のポイントがもらえるということだ。
昨年から実施されている、キャッスレス決済すると増税分が還元される「キャッシュレス・消費者還元事業」に続く国のキャッシュレス推進政策によるものだ。
「マイナポイント」について経済ジャーナリスト 寺尾 淳氏は、
「国営の“お役所ペイ”もスタートすることになる。 」
と述べている。〈出典)
ただ、今回の「マイナポイント」は、「マイナンバーカード」の普及を推進する狙いもあって、登録には「マイナンバーカード」が必要だ。
「マイナンバーカード」はネットからでも役所でも申請できる。
筆者は昨年、ネットで申請した。
発行までは現在、1〜2か月かかるようだ。
「マイナンバーカード(電子証明書入り)」をすでに持っている人は、次の「登録方法」に進もう。
私も登録しよっ!
マイナポイントの登録方法
以下、iPhoneでの登録例を解説する。iPhone以外のスマホでも利用可能で、予約方法は同様だが、NFCスマートフォンである必要がある。
1.
AppStoreにアクセスし、「マイナポイント」と検索し、「入手」する。
2.
「マイナポイントの予約」ボタンをタップする。
3.
iPhone(スマートフォン)をマイナンバーカードに向けて「次へ進む」ボタンをタップする。
4.
「マイナンバー」のパスワード(4ケタの数字)を入力し、「OK」をタップする。
5.
「マイナンバーカード」の上にiPhoneをかざし、読み取る。時間がかかる場合もあるようだ。筆者の場合、読み取りに2〜3回失敗した。
6.
「マイキーID」を確認し、「発行」ボタンをタップする。「マイキーID」は後ほど「マイページ」で変更できる。
7.
完了。念のため「スクリーンショット保存」をタップし、画像を保存する。
8.
「マイページ」にログインすると、「マイナポイント利用方法」が現れる。ただし、「予算案が今後の国会で成立することが前提となります」との注意書きが添えられている。現在のところ(4月)「マイキーID」の予約までしかできない。法案が国会を通過すると7月からどの決済手段を利用するか決定できるようになり、9月から利用開始となる。
なお、「マイキーID」を変更したい場合は、左上のハンバーガーメニューをタップし、次の画面から行う。パスワード、メールの設定もここから行える。
マイナポイントの利用方法
「マイキーID」を設定した人が「○○ペイ」などの民間のキャッシュレス決済サービスを使ってスマホで前払いすると、「マイナポイント」が付与される。
「マイナポイント」は、提携する店舗やオンラインショップで買い物をする時に使うことができ、「○○ペイ」各社の還元キャンペーンと併用できる。
マイナポイントが使える「○○ペイ」
現在の提携先
マイナポイントは子どもにも付与される?
マイナポイントは、次の条件を満たす人が対象となります。所得や年齢による制限はありません。
- マイナンバーカードを取得
- マイナンバーにひもづくID(マイキーID)を作成
マイナポイント付与に年齢の条件はありませんので、子どもも対象となります。
子どものマイナンバーカードを取得して手続きをすれば、その子の分のポイント取得もできます。
ただ、15歳未満の子どもの場合、マイナンバーカードの取得が少し面倒です。申請自体は簡単ですが、下記の理由で受け取りが大変です。
- 15歳未満の子どもの場合、本人に親が同伴する必要がある
- 親子ともに本人確認書類が必要
マイナンバー、ポイント付与に2458億円 20年度予算案〜日経新聞より
政府の2020年度予算案では、マイナンバーカードの保有者にポイント(マイナポイント)を付与する新制度に2458億円を充てることになった。消費増税後の需要喚起と、東京五輪・パラリンピック大会後の消費下支えに向けた対策と位置付ける。新制度は20年9月から21年3月までの7カ月間実施する。
マイナポイントは、マイナンバーカードを持つ人がキャッシュレス決済サービスを1つ選び、2万円分を前払いすれば5000ポイントをもらえる仕組み。前払いは2万円より小口にすることも可能だ。ポイントは1ポイントあたり1円相当で、選んだキャッシュレス決済サービスでの支払いに充てることができる。
マイナンバーカードを持っているだけでは申し込めず、カード1枚ごとに1つ振り出される「マイキーID」というIDを取得しておくことが条件になる。
20年度当初予算の内訳はポイント還元の原資として2千億円、システム改修を含む事務経費として458億円を計上した。予算策定にあたり、マイキーIDの設定をする人は4千万人と想定しているが、現時点で設定している人は3万8千人弱にとどまるという。
マイナンバーカードの普及も進める。カードの交付にかかる事務費用の補助などに1365億円を充てる。12月時点での交付済みカード数は約1871万枚にとどまって、「2020年7月末までに3000万~4000万枚」という政府想定には遠く及ばない状況だ。
日本経済新聞 2019/12/20