【60歳の就活-01】求人広告にシニア応援と書いてあるのに年齢で落とされる?

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60歳で定年を迎え、再就職を考えるかたも多いと思います。

最近では、今まで勤めていた会社で再雇用してくれるという場合もあるようですが、そんな恵まれたかたばかりではありません。

私も、60歳で就職活動を始めてみたのですが、実は相当に大変で…。

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資格なしの60歳女性に仕事はあるのか?

一応、覚悟はしていました。

そんなに簡単ではないだろうと。

60歳で女性。

ずっと仕事はしてきましたが、資格といえば、簿記2級と珠算2級、普通運転免許(ペーパードライバー)くらい。

良い条件でないことは分かります。

贅沢は言っていられませんが、とりあえずネットで、indeedなどいくつかの求人サイトを覗いてみました。

実は、私が就職活動をするのは、実に36年ぶり!

当時は、女性の求人は25歳までが主流で、24歳だった私は割とスムーズに仕事が決まり、セーフ!  と思った記憶があります。

しかし、今はその倍以上の年齢です。

まず、求人があるのでしょうか?

いつのまにか、求人での年齢制限が禁止されていた!

結論から言うと、あるにはありました。

というか、かつて見た、「~歳まで」という表記がありませんでした。

調べてみたところ、平成19年10月1日に改正雇用対策法が施行され、年齢にかかわりなく、均等な機会を与えなければならないと定められたからだそうです。

事業主は、労働者がその有する能力を有効に発揮するために必要であると認められるときとして厚生労働省令で定めるときは、労働者の募集及び採用について、厚生労働省令で定めるところにより、その年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならない

年齢制限を設けた求人は、雇用対策法10条で禁止

年齢制限を設けた求人募集は、一部の例外を除き、雇用対策法10条で禁止されているそうです。

ハローワークでは、求人票に年齢を限定する記載があると、受理されず、訂正が必要となるようです。

これは、ハローワークだけでなく、全ての求人に適用されるとのこと。

だから、私が見たネット求人でも年齢制限がなかったのですね。

年齢が関係なければ、このネット上に溢れる、たくさんの求人に応募できるわけですから、楽勝じゃない?

な~んて思いましたが、やっぱりそう簡単ではありませんでした!

(続く)

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