年齢制限を設けた求人募集は、一部の例外を除き、雇用対策法10条で禁止されているそうです。
ですから、60歳の私にも、ほぼすべての求人が有効ななずでした。
手始めにいくつかエントリーしてみましたが、
さて結果やいかに?
住所と年齢だけで、「書類審査の結果‥」
60歳からの就職ということで、まず勤め先は近場にしたいなと思いました。
長年、電車で片道1時間以上かけて通勤してきましたが、時間ももったいないし、通勤だけでも疲れます。
そうしたら、何と徒歩5分の会社の求人がありました。
何度も前を通過したことのある会社ですので、通いやすさは抜群です。
ネットでそのままエントリーできるということで、早速ポチッ!
名前以外に、大まかな住所と、年齢を入れる項目が表れました。
入力してエントリー。
これだけ?
というくらい、簡単でした。
ところがです!
翌日には、「書類審査の結果、今回は採用を見送ります」というメールが届きました。
書類審査って、いつやったの⁉️
入力したの、住所と年齢だけなんですけど‼️
住所は問題ないはずです。
交通費もかからなくて、会社には好都合では?
不採用の理由は、年齢しかありませんよね?
それしか入力していないんですから。
もう一つ、二駅先の事務職に応募して、試験まで受けたのですが、落とされました。
面接の感触も良かったし、自分で言うのもなんですが、試験はできたと思います。
それでも不採用だったのは、やっぱり年齢かも?
学童保育の「シニア応援」の求人に応募
まあ、家から近いという理由だけでエントリーしたのですから、私も考えが浅かったかもしれません。
もうちょっと職種とか、真剣に考えてみようと思い、保育園とか、学童保育はどうだろう? と思いました。
子供が好きだし、以前から何か子供に関わる仕事をしたいという希望もありました。
7月後半のことでしたが、その時見た求人では、保育園は資格が必要というところばかりで、資格なしでも良いという学童保育の募集がいくつかあったので、4つほど応募してみました。
それも、「シニア応援」というのに絞って。
最初から年齢で落とされてはたまりませんからね。
「シニア応援」でも「60歳定年」の謎
1つ目は、応募の時に年齢と資格の有無を聞かれたので答えたところ、「60歳定年のため」と速攻で断られました。
え〜⁉️
シニア応援じゃなかったの❓
それなら最初から60歳以上はダメって書いといてよ! と思いましたが、年齢制限できないんですものね。
じゃあ、せめてシニア応援はやめてよね。
やれやれ。
2つ目はの学童は、要資格と書いてなくて、応募の時のアンケートに「資格無し」もあったので、資格が無くても良いのかな? と思ったのですが、「今回は資格のある人のみの募集です」と断られました。
ちなみに、学童保育に必要な資格は、保育士や教員免許、社会福祉士などです。
さらにいうと、今は学童保育ではなく、放課後クラブというそうです。
子供と一緒にサッカーできなきゃダメなの?
3つ目は、ネットを通じて履歴書を送ったところ、すぐに面接したいとメールが来ました。
履歴書を送ったんだから、60歳も無資格も承知のはず。
なら見込みがあるかな?
と面接に行ったら、「子供と一緒にサッカーができないと難しい」と言われました。
驚いたことに、添付されていることに気づかなかったのか? 送った履歴書を見ていなかったようです。
落とされました。
求人のシニアはいったいいくつ? 60歳は不可?
改めて見てみると、最初に年齢と住所だけで落とされた近場の会社も、「シニア応援」でした。
いったい、シニアって何歳を想定しているのでしょう?
調べてみると、シニアは高齢者のこと。
高齢者は何歳から?
国連では60歳以上、国連の世界保健機関(WHO))の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としているそうです。
だったら60歳はOKですよね?
でも実際はダメ。
まあ、全くダメで無くても、やっぱり若者が応募してきたら、そっちを採用しちゃうだけかもしれないんですけどね。
さて、4つ目。
紙の履歴書を郵送しろとのことだったので、パソコンで打ち出したものを送っておいたのですが、面接したいと電話がありました!
履歴書を見ているんだから、今度こそ60歳でも大丈夫なんですよね?
でも、それが大変な苦労の始まりだったのです!
(続く)