アメリカのドラマを観ていたら、字幕で「紅茶キノコ」と表示されたが、発音は「コンブチャ」。
一体どういうこと?と思って調べてみた。
紅茶キノコがコンブチャの訳
辞書を引くと確かに英語で「紅茶キノコ」は、kombuchaとあり、コンブチャだ。
しかし、紅茶キノコと昆布茶は、明らかに別物。
では、なぜ英語ではkombuchaと呼ばれるようになったのか。
The American Heritage Dictionary of the English Languageは、英語話者がゼラチン状の培地を海草(昆布)と誤解し,「昆布茶」と混同したものと推測している。
引用元 Wikipedia
恐らくそうなのだろう。
訳者が誤解したせいで厄介なことになった。
となると、昆布茶は英語で何というか気になって来る。
seaweed drink
seaweed tea powder
だ。
seaweedは、海藻、海草の意味。
英語文化圏では海藻の細かい区別はしないようで、昆布も海苔もワカメも、このseaweedでしか表現出来ない。
ところで紅茶キノコとは、一時日本で大ブレイクした健康茶だが、もう一度復習してみよう。
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紅茶キノコとは
紅茶キノコは東モンゴル原産で、後にシベリアでよく飲まれるようになった発酵飲料。
紅茶または緑茶に砂糖を加え、そこに培地で栽培されたキノコにも見えるゲル状の塊を、14日ほど漬け込む事で発酵させる。
日本では昭和40年代末から50年代初頭にかけて、健康食品としてブームとなり、流行した。
家庭で栽培できたことから、株分けにより口コミで広まった。
『紅茶キノコ健康法』が発行され1大ブームとなった。
マンゴー、ストロベリー、ローズヒップ、グレープフルーツ等の風味といった、欧米向けに加工されたものが日本でもSNSなどを通じて広がり、「逆輸入」の形で平成26年から28年頃にかけて販売が拡大し、今も人気となっている。
現在、「コンブチャ」は紅茶キノコというよりも、さまざまな酵素やエキスを含んだ健康飲料の名称となっており、次のようなコンブチャ商品が販売されている。
商品のタイトルや説明の中に、「クレンズ」という言葉が見えるが、クレンズとは何だろうか?
「クレンズ」とは?
一言で言えば、「浄化」 のこと。
これを用いたダイエット方法に『クレンズダイエット』というものがあり、 1日の食事を全てジュースに置き換えるダイエット方法だ。
長期間行うと身体に悪い影響が出る怖れもあるので短期間で行う必要がある。
クレンズには次の効果が期待できるとされている。
ダイエット効果
固形物を摂らないため体内に溜まったものが排出されるためダイエット効果が期待できる。いわゆる「置き換えダイエット」の効果が望める。
デトックス効果
食物繊維やビタミン、酵素、エキス等が豊富に含まれている液体を飲むことで老廃物を体外に排出し、腸内もキレイにするデトックス効果が期待できる。
美容効果
デトックス効果による美肌効果、抗酸化物質によるアンチエイジング効果も期待できる。
免疫力アップ効果
体に良いとされる酵素やエキスを摂取することで、免疫力の向上が期待できる。
紅茶キノコブームの終焉
日本では1975年初頭からブームとなった。
だが、飲んだ人の間で、さまざまな生理的異常が生じ、安全性や有効性に疑問が生じた。
1977年に東京都立衛生研究所の研究者らが都内の愛飲家から分けてもらった紅茶キノコについて調査した。
その結果、紅茶キノコを構成する微生物に病原性は認められなかった。
ただ、家で培養したものは酸性度が高くなりすぎることがあり、飲んだ人が死亡に到る危険性もありうるとして一部の専門家は注意を呼びかけている。
「コンブチャ」の人気は海外セレブから
「コンブチャ」は海外セレブの間で人気の健康飲料として話題になっている。
たとえば、株式会社IDEAの「KOMBUCHA(コンブチャ)」は、200種類もの果実やハーブを使用し、ダイエットに必要な酵素や酵母、乳酸菌はもちろん、美容には欠かせないアミノ酸やポリフェノール、ビタミン、ミネラルなども豊富に含んでいるという。
炭酸水や水、牛乳に混ぜて飲むだけ。
アルコールが苦手な方や子ども安心して飲めるアルコールフリー、カフェイン控えめ。
酵素液はもう古い!米国発の『コンブチャ』日本上陸!Twitterでのコンブチャ
まとめ
紅茶キノコが英語だとkombuchaとなったのは、紅茶キノコのゼリー状の培地を昆布と誤解した英語圏の人が広めたようだ。
今ではコンブチャは、紅茶キノコというよりも、さまざまな酵素やエキスを含んだ健康飲料に進化しており、いろいろな商品が作られ販売されている。
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